Maison Lissner – Chap.03

私は『答え』を共有したいんじゃない、『疑問』を共有したいんだ。
Bruno Schloegel / ブリュノ シュルーゲル
野生の畑に立つ哲人
そのボトルのことを考えるだけで、胸が高鳴るようなワインがある。
わたしにとっては、メゾン リスナーがまさにそんなワインの1つ。
メゾン リスナーは、ブリュノ シュルーゲルとその息子のテオが運営するアルザスのドメーヌだ。
リスナーのことを知らない方のために、彼らを理解する(といっても難しいけど)ための前提を先に整理しておきたい。
彼らは自分たちの畑を「ナチュラル」とは呼ばない。彼にとって、自分たちの畑は「ソヴァージュ(Sauvage)」らしい。日本語にすれば、「野生」のこと。
実際、夏に彼らの畑を訪れると「もじゃもじゃ」だ。
除草はしない。
畑も耕さない。
ブドウのツルも、伸びたいように伸ばしておく。
近隣の生産者からは、「変人」だと思われていても不思議ではない。あるいは怠け者か。
でも、当のブリュノは、怠け者でも変人でもない(いや、少し変人かもしれないけど)。
わたしにとって彼は「哲人」だ。
皆が「当たり前」だと思っていること。
その当たり前に疑問符を突きつけてくる。
「どうして草を刈るのか?」
「なぜ畑を耕す必要があるのか?」
ごく普通のワイン生産者がこう答えると思う。
「草を刈らないと湿気がこもってブドウが病気になるし、栄養も行き渡らない。」
「耕さないと土が豊かにならないだろ。」
定番の答えだ。
でも、そうやって完璧に管理した畑を実際に観察してみたらどうだろうか。
毎年病気は避けられずに防除を重ね、すっかり裸にされた地表には微生物も住みにくそうだ。
リスナーの畑は、ずっと少ない防除でも育っているし、収穫量も現実的な量が取れている。
「トラクターのためにローンを組む必要もないし、無駄なガソリンも必要ない、それでもちゃんとブドウは実るのだから、経済的にも問題ないんだよ。」


「答え」より、「疑問」を分かち合いたい
ブリュノは決して、他の生産者を挑発しているわけではない。
彼はいつも言う。
「私は『答え』を共有したいんじゃない。『疑問』を共有したいんだ」と。
わたしたちはいつもベルトコンベアの上に乗っかって、考えることをやめてしまってはいないだろうか。
トラクターのローンを払い、マニュアル通りに畑を耕し、当たり前のように草を刈る。それが本当に正しいのかどうか、立ち止まって考えることもせずに。
わたしたちの毎日の暮らしだって同じようなものだ。
いつものルーチンを当たり前にこなしているだけ。
ブリュノは、そのベルトコンベアからひらりと飛び降りて、「なぜ君はそのベルトに乗っているんだ?」と問いかけてくる。

生命力はストレスで育まれる
彼のワインが、なぜこんなにわたしをワクワクさせるんだろう。
これはわたしの勝手な仮説だけど、その秘密は「ストレス」にあるんじゃないかと思う。
わたしたち人間だって、本能に従って食べ、本能に従って惰眠を貪るだけでは、不健康になってしまう。
適度な運動で身体を刺激し、時には食事を断って身体の眠っていたシステムを再起動する。そんなストレスによって、健康になり、生命力は強化される。
赤ワインやオリーブオイルが健康に良いなんてのも、実はストレスの一種だ。
こうした食品に含まれるポリフェノールは、ある種の「軽い毒」であり、それが身体を刺激する。
彼らのソヴァージュ(野生)な畑も、同じことだ。
他の植物と水や栄養を奪い合い、成長を競い合う。
そういう「競合」や「ストレス」を乗り越えたブドウだけが、あの圧倒的な「表現力」を手に入れることができる。

理想のワインは、水かアートか
ワクワクするワインというものには2軸あると思う。
ひとつは、「液体の中に、何か特別なものが存在する」と感じるような芸術作品(アート)みたいなワイン。
もうひとつの軸は、それとはずいぶん違うところにある。
もっとシンプルで、もっと日常的なもの。
そもそもワインというのは、昔々、安全な水が簡単に手に入らなかった時代に、保存が可能な「安全な水」として飲まれていた。
暮らしの真ん中にあって、乾いた喉を潤す、いわば「水」としての存在。そういう、すうっと体に染み込んでいくようなワインにも、強く惹かれる。
この「アート」と「水」は、ずいぶん対照的にも思える。
そして、「どっちつかず」なワインは「どうもいまいち」に感じてしまう。
「水のように」飲めるワインを目指した結果、ただ薄っぺらいだけの「水っぽい」ワインになってしまうのは、よくある話で、それはわたしが求める「水」とは、似ても似つかない。
かといって、「複雑さ」だの「偉大さ」だの、あるいは「テロワール」だのを詰め込もうとして、肝心の「生命力」が抜け落ちてしまうと、それもまた退屈な代物でしかない。
実を言えば、この「アート」と「水」は、いつか融合するんじゃないか、と密かに思っている。
熟成による時の魔法はきっとその融合に一役買ってくれると思う。
どんなワインも、長い長い時間をかけて、ゆっくりとシンプルなものに還っていく。
まるで、生まれたての「水」に近づいていくみたいに。
その行き着く先を知るためには、わたしたちも長生きしなければいけない。
ワインの熟成と競争でもするみたいに。
メゾン リスナーのワインは、わたしに長生きしようとするモチベーションを与えてくれるワインであることは間違いない。
これからも、ずっと人生が楽しみだ。

Cremant d’Alsace Chardonnay / クレマン ダルザス シャルドネ

ヴィンテージ:NV
タイプ:泡
産地:フランス アルザス地方
品種:シャルドネ 100%
前年のワインをベースに翌年の果汁を添加することによって、ブドウ以外の酵母添加も糖分添加も行わないで瓶内二次発酵をした純粋無垢なスパークリングワイン。このワインに関しては、亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加も行っておらず、まさに理想的なスパークリングワインとなっています。
シャルドネで造られたブラン ド ブランのこのワインは、キリッと1本筋の通ったシャープなミネラル感があり、クリーンで爽快な果実味が特徴的。泡立ちも品よく繊細で、余韻に感じる白い花のような香りが心を落ち着けてくれます。ピュアさ、表現力、味わいから感じるブドウの力、どれをとってもトップクラスのスパークリングワインです。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Cremant d’Alsace Blanc de Noir / クレマン ダルザス ブラン ド ノワール

ヴィンテージ:NV
タイプ:泡
産地:フランス アルザス地方
品種:ピノ ノワール 100%
前年のワインをベースに翌年の果汁を添加することによって、ブドウ以外の酵母添加も糖分添加も行わないで瓶内二次発酵をした純粋無垢なスパークリングワイン。このワインに関しては、亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加も行っておらず、まさに理想的なスパークリングワインとなっています。
ピノ ノワールを用いたブラン ド ノワールであるこのワインは、グラスに注いだ瞬間から圧倒的な風格とリッチさ、複雑な表現力を感じられます。香ばしさがあり、なおかつピュアでクリーンな果実味も備え、繊細な泡立ちと長い余韻のバランスは、このワインが特別なものであることを確信させてくれます。
思わず天を見上げてしまうような至極の1本で、個人的にはごく一握りの偉大なシャンパーニュの造り手と並ぶか、それ以上のスパークリングワインだと思います。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Auxerrois / オーセロワ

ヴィンテージ:2022
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:オーセロワ 100%
グラスに注ぐと暑い年の収穫であったことを思わせる若干の発泡感があり、加えてオーセロワらしい白い花の蜜のようなフレーバーが広がります。
グラスに注ぎたての印象から、ワンテンポ遅れてシリアスさを余韻に感じられるようになり、ブルゴーニュタイプの大ぶりのグラスに注ぐと、溢れんばかりの華やかな香りがグラスいっぱいに広がります。時間の経過とともに味わいは、香りとシンクロするようになり、どんどんとまとまりが出てきます。
今飲むのであれば、カラフェなどでガスが抜ける程度にデキャンタージュがおすすめですが、抜栓して何日もかけてじっくりと楽しむのもおすすめ。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰め時に少量の亜硫酸塩(酸化防止剤)を添加して造られます。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Pinot Blanc / ピノ ブラン

ヴィンテージ:2023
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ピノ ブラン 100%
エチケット(ラベル)には記載がないが、Hornの区画のピノ ブランを用いたワイン。清涼感のあるみずみずしい味わい、凛としたトーンの酸味に、じわじわと暖かみのある果実味を感じます。クリーンな雰囲気と緩さが交錯するワインで、柑橘系を思わせる風味と相まって、爽快さがありつつもほっとするような染み込む旨味があります。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Pinot Gris / ピノ グリ

ヴィンテージ:2022
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ピノ グリ 100%
グラスに注ぐと、暑い年の収穫であったことを思わせる若干の発泡感があり、加えてシナモンやアップルパイのような香ばしさ、リッチな果実味を感じます。凝縮感のある旨味が特徴的ですが、「野生の畑」における共生と競合の生態系が、暑い年であってもしっかりと複雑味と硬質なミネラル感をワインに与えています。
どこか本能に訴えかけてくるような表現力を備えており、このワインの味わいから、生命力に満ちた畑の風景が見えてくるようです。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Pinot Blanc Horn / ピノ ブラン ホーン

ヴィンテージ:2022
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ピノ ブラン 100%
まず、その香りにノックアウトされます。「野性味」と表現すると一般的にはネガティブな印象も含まれる場合がありそうですが、リスナーに関しては、「野性味=生命力」です。
いきいきとした様々な生物の声を吸い上げたかのような、ハーブ、ミネラル、旨味、果実味がオーケストラのように感じられ、しっとりとした旨味と少し冷たさを感じるクリーンなミネラル感が調和した味わいです。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Auxerrois Horn / オーセロワ ホーン

ヴィンテージ:2022
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:オーセロワ 100%
表示アルコール度数が14.5%となっていますが、それをまったく感じさせないほど、他の味わいの構成要素が豊かです。抜栓直後は若干の還元的ニュアンスを感じましたが、すぐに気にならなくなります。
オーセロワの華やかな風味を圧倒する草原やハーブのニュアンスがあり、どこかほろ苦さを感じる果実味と上質な日本酒のような丸みのある旨味があります。
このHornの区画は、やや内向的なワインを生み出す印象ですが、オーセロワの特徴と相まって、しっかりとした個性と複雑味のある構成になっています。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Pinot Gris Herzau / ピノ グリ エルゾー

ヴィンテージ:2023
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ピノ グリ 100%
グラスに注ぐと若干の発泡感があり、続いて表示アルコール度数が14.5%にまず驚きますが、しっかりと根を張ったであろうブドウ樹が大地からありとあらゆる要素を液体に取り込み、そのアルコール度数を全く感じさせない。美しい酸味とグレープフルーツを思わせるような柑橘の熟した風味に満ちたワインです。
液体に恐ろしく集中力があり、じっくりと飲み進めることで、どんどん遠くに引き込まれるような、そんな複雑な表現力を持ったワインです。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Riesling Rothstein / リースリング ロットシュタイン

ヴィンテージ:2023
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:リースリング 100%
ロットシュタインは、メゾン リスナーが居を構えるヴォルクスハイムの西側に位置する区画で、村の正面に広がる畑とはテロワールが異なり、当然個性の異なるワインが生まれます。
暖かみのあるヴォルクスハイムに対し、ロットシュタインはよりシャープで鮮烈なミネラル感が特徴。緑がかった石を打ち付けたときのような硬質な印象に、柑橘や青リンゴ、山椒のニュアンスが重なります。大ぶりのグラスに注ぐと香りが一気に広がり、山中の森を思わせる静謐さのある気品を感じます。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Sylvaner Réserve / シルヴァネール レゼルヴ

ヴィンテージ:2023
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:シルヴァネール 100%
アルザスの伝統品種シルヴァネールを用いた一本。草原を渡る風を思わせる香りに、みずみずしさが広がり、旨味とほどよい厚みが感じられ、クリーンなバランスが全体をまとめます。余韻には美しい酸が感じられ、大ぶりのグラスで時間をかけるとより複雑で深い旨味を感じることができます。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰め時に少量の亜硫酸塩(酸化防止剤)を添加して造られます。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Gewurztraminer Muschelkalk / ゲヴュルツトラミネール ムッシェルカルク

ヴィンテージ:2023
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ゲヴュルツトラミネール 100%
ムッシェルカルク(貝殻石灰岩)の名前を冠したゲヴェルツトラミネールから造られるキュヴェ。このワインは、リスナーの数ある畑のなかでも熟度が高く凝縮したブドウが得られるのが特徴の区画から生み出されています。
個人的には、はじめてメゾン リスナーの様々なワインを試飲したときにトップ3に入るほど印象に残ったキュヴェ。
ゴールドがかった濃い色調と、マセレーションしているのでは?と思わせるような香ばしさと厚みがあり、ゲヴェルツトラミネールらしいアロマティックな風味もありつつもどこかドライで硬派な印象も受けます。
2023年は、表示アルコール度数14.5%をまったく感じさせない飲み心地で、蜂蜜や硬質なミネラルのニュアンスに出汁のような旨味が重なります。甘じょっぱくチーズケーキを思わせる雰囲気もあり、南国フルーツのニュアンスと美しい酸が全体を引き締めます。余韻も美しく、まさに傑作です。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰め時に少量の亜硫酸塩(酸化防止剤)を添加して造られます。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Gewurztraminer Altenberg de Wolxheim / ゲヴュルツトラミネール アルテンベルク ドゥ ヴォルクスハイム

ヴィンテージ:2021
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ゲヴュルツトラミネール 100%
ヴォルクルスハイム村のグラン クリュ(特級畑)であるアルテンベルク ドゥ ヴォルクスハイムに植わるゲヴェルツトラミネールから造られるワイン。
アロマティックでほんのりスパイシーなゲヴェルツトラミネールですが、グラン クリュ(特級畑)で育ったこのワインは、大地から吸い上げた膨大なミネラルがワインにシャープさを与えていて、その奥に多くのメッセージを秘めています。
2021年は、春の霜害、夏の降雨によってフランスのほぼ全てのワイン産地で収穫量を減らした年です。リスナーも例外ではなく、この年は生産されないキュヴェもありました。そんな2021年ですが、表示アルコール度数はなんと15.5%。しかし、そのアルコール度数をまったく感じさせない、草原やハーブ畑を思わせる爽快な風味と華やかな果実味があります。抜栓直後は若干の発泡感があり、メロンや白い花、蜜といった風味が感じられ、それを美しい酸味がビシッと引き締めます。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰め時に少量の亜硫酸塩(酸化防止剤)を添加して造られます。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Gewurztraminer Altenberg de Wolxheim / ゲヴュルツトラミネール アルテンベルク ドゥ ヴォルクスハイム

ヴィンテージ:2023
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ゲヴュルツトラミネール 100%
ヴォルクルスハイム村のグラン クリュ(特級畑)であるアルテンベルク ドゥ ヴォルクスハイムに植わるゲヴェルツトラミネールから造られるワイン。
アロマティックでほんのりスパイシーなゲヴェルツトラミネールですが、グラン クリュ(特級畑)で育ったこのワインは、大地から吸い上げた膨大なミネラルがワインにシャープさを与えていて、その奥に多くのメッセージを秘めています。
2023年は、暑い年だったことを思わせる重厚で荘厳な風格のワインに仕上がっています。ゴールドの色調、蜂蜜やスパイスを感じさせる複雑で重厚な香り、それでいて気品高く美しさすら感じさせる酸味があり、果実から生まれた液体であることを忘れるほどの構成と表現を備えています。重厚な香りに、表示アルコール度数15.5%は納得ですが、味わいからはそのアルコールをまったく感じさせません。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Riesling Altenberg de Wolxheim / リースリング アルテンベルク ドゥ ヴォルクスハイム

ヴィンテージ:2021
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:リースリング 100%
ヴォルクルスハイム村のグラン クリュ(特級畑)であるアルテンベルク ドゥ ヴォルクスハイムに植わるリースリングから造られるワイン。
土壌、環境、ブドウ、畑に生きる様々な生物の調和で生まれる傑作。畑は、指揮者のいないオーケストラ。そしてこのリースリング グラン クリュ(特級畑)は、ピアノ協奏曲。とにかく雄弁なこのワインにまずは耳を傾けてほしいと思います。
2021年は、春の霜害、夏の降雨によってフランスのほぼ全てのワイン産地で収穫量を減らした年です。リスナーも例外ではなく、この年は生産されないキュヴェもありました。そんな2021年ですが、このグラン クリュ(特級畑)は完璧な表情に仕上がっています。
カラメルや鼈甲飴を思わせる香ばしい雰囲気と、遠くの景色まで見渡せるようなクリーンでみずみずしい果実味。とにかくその味わいが長く、揺るがないロングトーンのような安定した余韻と、舌に残る塩味。口の中で集中と拡散を繰り返しているように感じ、まさにワインが「呼吸」しているかのようです。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Muscat Altenberg de Wolxheim / ミュスカ アルテンベルク ドゥ ヴォルクスハイム

ヴィンテージ:2023
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ミュスカ 100%
ヴォルクルスハイム村のグラン クリュ(特級畑)であるアルテンベルク ドゥ ヴォルクスハイムに植わるミュスカから造られるワイン。
ブリュノ シュルーゲル氏曰く、ヴォルクスハイム、なかでもアルテンベルク ドゥ ヴォルクスハイムは歴史的にみてもミュスカに最適の畑とされており、テロワールの真髄を精微に写し取ることができている品種であるといい、この区画を非常に大切にしています。
2023年のこのワインは、まずグラスに注いだその瞬間から、溢れんばかりに広がるさまざまな風味に圧倒されます。これがグラン クリュ(特級畑)かと思わず唸る、世界観の広さを感じる雰囲気で、一口ふくむとその表現力の豊かさに圧倒されます。
抜栓直後は若干のガスを感じますが、このワインの本質にまったく影響を与えません。青リンゴのような爽快な風味と荘厳なミネラル感、どこまでも遠く長い余韻は、宇宙まで広がっていきそうなロングトーンです。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Pinot de Presse / ピノ ドゥ プレス

ヴィンテージ:2023
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ピノ ノワール 100%
黒ブドウであるピノ ノワールを白ワインのように直接圧搾(ダイレクト プレス)して造られたキュヴェ。淡いピンクのチャーミングな色調が特徴で、グラスに注ぐと、若干の発泡感があります。
味わいはコケモモのような甘酸っぱいチャーミングな果実味に、森の樹木のようなニュアンスやクローブといったハーブ、さらに野生の果実の風味が重なります。見た目のチャーミングな色調に反して、気高さを感じるバランスがあり、2日目以降など時間の経過とともに、どんどんと複雑味を増していくのも印象的です。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Gewurztraminer Dionysiuskapelle / ゲヴュルツトラミネール ディオニュジオスカペル

ヴィンテージ:2018
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ゲヴュルツトラミネール 100%
Dionysiuskapelle(ディオニュジオスカペル)とは、ギリシア神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神であるディオニューソスを祀った礼拝堂のこと。
アロマティックなゲヴュルツトラミネールをマセレーション(果皮を果汁に浸漬)することで、紅茶を思わせる香ばしいフレーバーとタンニン、ほのかに赤さを感じる丸みのある果実味と若干の揮発酸があり、ドライながらも充実した果実味たっぷりのワインとなっています。太陽を感じさせてくれる暖かみと厚みもあり、しっかりと削げた旨味を感じます。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Gewurztraminer Dionysiuskapelle / ゲヴュルツトラミネール ディオニュジオスカペル

ヴィンテージ:2020
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ゲヴュルツトラミネール 100%
Dionysiuskapelle(ディオニュジオスカペル)とは、ギリシア神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神であるディオニューソスを祀った礼拝堂のこと。
アロマティックなゲヴュルツトラミネールをマセレーション(果皮を果汁に浸漬)することで、厚みを保ちながらもドライに研ぎ澄まされた果実味と大人びた佇まい、ストレートな美味しさ、紅茶を思わせるフレーバー、果実の丸みを併せ持つ一本に仕上がりました。親しみやすく近づきやすい味わいながらも、余韻にはしっかりとした複雑味と凄みを感じます。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Pinot Gris M / ピノ グリ エム

ヴィンテージ:2022
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ピノ グリ 100%
ピノ グリは、その名の「グリ(灰色)」の通り、果皮に色素を持つ品種で、このピノ グリを果皮と果汁を浸漬させるマセレーション(醸し)を行って造られたキュヴェです。
グラスに注ぐと、暑い年の収穫であったことを思わせる若干の発泡感があり、華やかな赤い果実の芳香に、オーヴェルニュ地方のガメイ ド オーヴェルニュに通じる火山を思わせるフレーバーが加わります。
このワインの華やかな風味と充実した果実味は、どこか気高さを感じさせてくれるレベルに達していてまさに「絶品」なワイン。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。
他の多くのメゾン リスナーのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
Gewurztraminer J / ゲヴュルツトラミネール ジェ

ヴィンテージ:2018
タイプ:白
産地:フランス アルザス地方
品種:ゲヴュルツトラミネール 100%
「J」と銘打たれたこのゲヴュルツトラミネールは、非常に実験的な試みで生み出されたワインです。このJは「Jura」のイニシャルで、Dionysiuskapelle(ディオニュジオスカペル)の区画のゲヴュルツトラミネールを、樽熟成中の自然蒸発による減量分を補わずに、酸化的環境で熟成させたワインです。
酸化熟成といってもジュラ地方のサヴァニャンのような鋭い酸味はなく、長期の熟成を経てもいまだフレッシュさすら感じられるバランス。ゲヴュルツトラミネールらしいスパイスの雰囲気とエスニックなフレーバー、カラメルのような香ばしさが共存しています。
抜栓後、何日にもわたって楽しめるワインであることは当然のことながら、数日から1週間、さらに10日と時間を進めることで、旨味と深みが増して重層的な味わいとなります。
このワインは、自然農法で栽培されたブドウから自然酵母の力のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加を行いません。