Le Vin à Poil “Xavier Marchais” – Chap.06
結果が出るのは、僕たちがいなくなってからかもね
結果が出るのは、僕たちがいなくなってからかもね
施肥なんて必要ないんだよ。僕らは自然から糖と水しかもらってない。何にも奪ってなんかいないんだ。
最終的にあの年のあのブドウのワインは廃棄することにしたの。そう、非常に悲しい決断だったわ。
僕たちのワインは輸出はしないんだ。
カートンなんて値上がりした上に薄くなってるんだぜ!
夏はお祭りの準備で忙しくてね…え?もう何年も前から毎年やっているよ。
鳥がね、巣箱にちゃんと入ってるんだよ!
私にとってのこのワインは、本当に好きな人と一緒にいるときに開けるべきものなの。
植えたブドウたちがやっと育ってきたね。今年は収穫ができそうだ。 Alexis Robin / アレクシ ロバン レナとアレクシ、この二人が揃うからこそ生まれる調和 素晴らしいワインを生み出してくれる作り手たちにはいろいろ […]
流石に今日は畑に行くには暑すぎるだろ!?
私は忙しい。しかし、急いではいない。
今、畑の周りに果樹や色んな植物の木を植樹しているんだ。自分だけではわからないから、専門家に植物を選んでもらって、生態系活性化をしようとしてるんだよ
2021年はね、雨が多くてワインが全然少ないよ。だからこの2020年がなくなったら、スフィックは一旦休みだ。
ブドウで忙しくないときは羊の世話があるんだよ。だから僕らはずっとここにいるよ。
ジュンちょっとこっちにきて。ほら見て!セラーがパンパンだよ。
祖父はブドウ農家だったんだ。ただ、自家用にワインを造っていて、ブドウの収穫風景や家族でのワイン造りの様子を覚えている。その思い出があるから、自分でもAからZまでやってみたいと思ったんだよ。
冷え切ったワインを抜栓する時は、必ず抜栓する前に暖めなきゃだめだ。必ずね。
今年は少しはオリーブが収穫できそう…アーモンドも少し実がなっている。おかしいくらい雨は降っていないけど。
この地域一帯は農業と言えば酪農ばかり。それ以外はなかなか経済的にも成立させづらい。その結果、農業の多様性はどんどんと失われてモノカルチャーになってしまう。
ゴミを減らしたいって?もちろん興味あるよ!地元アルザスでも取り組みたいね。
こうして畑を歩き、観察することが私たちの仕事。ブドウ畑は、指揮者のいないオーケストラのようなものだから。
アンジュの地を離れることにしたんだ。福岡正信の思想をより深く実践するにはこの場所では限界があるように感じたから。ブドウを植えるまえに他の植物を植えるよ。羊も飼わないとね。
アルザスのワインは、キュヴェが多くなりがちだよね。僕もそう思うよ。
いつかここに来たらわかるよ。都会の喧騒から遠く離れた山の中、あらゆるものから孤立した静寂な森に迷い込んだような感覚になる場所だよ。
洋梨の樹は、300年生きるんだ。100歳はまだ青春、200歳で大人になって、300歳になっても生き生きと実をつけてくれるんだ。
昨年と全く違うだろ。毎年同じようなものを作るのもつまんなくてね。みんなあれが好き!もうないのか!?もう作らないのか?とか聞かれるけど。
最近はこの地域でもエコロジーの意識が高まってきていて、そんな中で近所レストランからのリクエストで僕のシードルをKEYKEGに詰め始めたんだ。
今朝スキーから早めに帰って来たんだ。約束の時間に遅れたら大変だろ。
いつかここに来たらわかるよ。都会の喧騒から遠く離れた山の中、あらゆるものから孤立した静寂な森に迷い込んだような感覚になる場所だよ。
自然を尊重した栽培っていうのは、人ができることは少ないんだ。大きな理に従うだけさ。だから醸造では、色々と遊んでみたくなるんだ。
パリでのコンピューターエンジニアの仕事は、興味深い仕事ではあったけど、意味は見い出せなかった。
多くの命が失われた第二次世界大戦の直後に、祖父母が植樹した畑。その畑を守るために、アルザスと家族の歴史を背負った新世代があらたに挑戦した自然派ワイン造り。
ジャック ペリタズの人生を変えた樹を再生させた楽園のような果樹園。彼の想いが込められた宝石のようなシードルたち。
be a good friendとして初めてご紹介するワイン。自然と音楽とバイクをこよなく愛するブノワ カミュが手掛けた即興演奏のような生きたワインたち。